MacOSで、大容量ディスクをフォーマットする時、Windowsのようなクイックフォーマット機能がないので、非常に時間が掛かる。
プログレスバーも表示されないので、ただひたすら待つ事になる。
ATTO Xtendで、NetGearのNASをiSCSIで利用しているが、500GB位のサイズのLUNをAPFSフォーマットするくらいなら、時間もそこそこで終わるけれど、1TB以上になると半日経っても終わらない。
そこで、見つけた裏技は次のような方法である。
- まずは、小さめの200GB位のボリュームサイズでLUNを作成。
- iSCSIターゲットをMacから接続(Login)する。
- ディスクは初期化されていないので、初期化するかという問い合わせダイアログが表示されるので、初期化を選択。
- ディスクユーティリティが立ち上がるので、任意のボリューム名でAPFSフォーマットする。
- フォーマットが完了すると、マウントされるのでアンマウント(取り外し)。
- iSCSIターゲットからも切断(Logout)。
- NASの管理画面を開き、LUNサイズを変更(増加)。例えば、200GBのLUNを3TBサイズに変更。
- 再び、iSCSIターゲットをMacから接続。
- ディスクユーティリティを開き、対象のディスクを選択する。この時、ディスクの下に表示されるパーティションやボリュームではなく、ディスクを選ぶこと。
- First Aidを実行。これにより、拡張されたサイズまでパーティションマップが再作成される。
- そのディスクに対して、パーティション作成を実行し、現在のパーティションサイズを最大値まで増やす。
- 本当の最大値まで増やそうとすると、パーティションの拡張ではなく、再作成になるので初期化と同じ事になるので、少し手前まで。
- これで、マウント中のボリュームは拡張され、200GBから3TBに変更とされている。